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里山農家のお米「清流きぬひかり芥田川」のおいしい理由

おいしいお米がとれる芥田谷、自然豊かな里山に育まれる「清流きぬひかり芥田川」そのおいしさの理由を紹介。

米作りの環境

兵庫県播州北部に位置する芥田谷。一級河川「加古川」の支流のそのまた支流の源流「芥田川」流水域で、東西北の3方を山に囲まれた山間の小さな村里で私たちは生活しております。
その気候は、土地柄か一年を通して日中と夜の寒暖差の大きいのが特徴です。夏は最近でこそ日中は30度を超える日もしばしばありますが、今でも夜は涼しく窓を開けて寝るとかならず風邪をひくありさま。冬は朝晩は氷点下の日がほどんど、豪雪地帯ではありませんが、雪も積もります。

そんな芥田谷の土質は大変水捌けの良い砂土で、まず田んぼに水を張るのに一苦労します。田植えから稲刈りまで、一日に数回、田んぼに水を入れないと干上がってしまいます。さらに水温の低い水源を利用する影響でしょうか、収穫量も他の地域より少なく、いくら上手に作っても平野部の75%の収穫量が限界です。さらに限りなく農薬は使わないので、収穫量はさらに減少(19年度に至っては、害虫、病気、害獣の被害で収穫量が68%にまで減少)。というのが芥田谷の米づくりの現状です。

一般的に「日本の米どころ」とされている、新潟などに代表される平野部の田んぼの土質は、泥田が多く一度田んぼに水を入れると稲刈りまで途中それほど水を足すさなくても済むとか… 。
それくらい水持ちも良く、こういった泥田のほうが収穫量も多くなります。夏の日差しを浴び水温も上昇、稲の成長を助けてくれるのでしょう。

実は「米づくり」において、芥田谷の様な砂土の田んぼより、平地の泥土の田んぼの方が向いてるんですね。

さらに、芥田谷の田んぼの畦(アゼ)の高さを見て頂ければ想像できると思うのですが、草刈だけでも、平野分の3倍以上の手間ひまがかかります。

先祖代々受継いできた土地、決して稲作に向いている土地ではありません、しかし、ひと一倍の手間と愛情を注いでおります、 そんな私たちの思いと、それに答えてくれる豊かな自然環境から、芥田谷では昔から「おいしいお米」が出来るのが特徴です。

1:田植え作業(あさこおばあちゃん)
2:年の差83歳
3:いもち病が発生(8月)
4:稲の花(8月)

おいしいお米がとれる芥田谷のお水

田畑には清流芥田川と山からの清水を利用しております。その水質は、田んぼを取り巻く水辺の環境をご覧頂ければ理解して頂けると思います。たとえば「ホウネンエビ」、田植えが終わりしばらくすると何処からともなく現れます。 このホウネンエビ、環境に非常に敏感な生き物で水田環境のバロメーター的存在でもあります。江戸時代には「豊年魚」とか「豊年虫」と呼ばれ、これが水田に現れた年は豊作になると喜ばれたそうな…、しかし化学肥料、農薬散布の普及と共に姿を消した生き物です。
梅雨に入るとホタルの季節です、日が暮れると、網と虫カゴを持ってホタル採りにでかける子供達、せせらぐ道を一緒に歩いているだけで服にポツポツ留まって来る程、ほんの数分足らずで、本当に沢山のホタルを捕まえることができるのですから…。
昔はどこの地域でも見られた初夏の風物詩なのでしょう。いつの頃からか天然記念物となり、本当は捕ってはいけないのですが、ここでは今も昔も何等変わりません。清らかな水と共に昔ながらのふるさとの風景がここには沢山あります。

>>ホタルの里

>>ホウネンエビ

米作りにまごころをこめて…

私たちのお米作り、昔しから何ら変わった事はしておりません。当たり前の事ばかりでございます。現代においては、もしかしたらこれが本当の贅沢なのかもしれませが…。

米作りについて『八十八と書いて「米」という字になるように88の手間ひまがかる…。』

なんてよく耳にしますよね、愛情を込めて作っていますよ〜!みたいたいな…。
でも芥田谷の農家は声をそろえてこう言います。

「米作りの労力と手間を考えると…、とてもじゃないけれど買った方が格段に安い。」

まさにその通りでございます。一枚一枚が小さく生産性の悪い芥田谷の田畑では、これが芥田谷の農家の素直な声でございます。畑の野菜作りに関しても同じ様なことが言えます。だから専業で生計を立てている農家は芥田谷には一軒もありません。しかし、こんな時代だからこそ家族が口にする食べ物は自分たちで作る。兼業農家だからこそ、生産性よりも質、安全で安心して食べれる物にこだわれるのだと思います。
正直に申しまして、私達のお米づくりに関しましては、これといった「こだわり」はございません。 でも愛する家族が毎日食べる物だから…、小さな子供やお年寄りが毎日食べる物だから…、元気に育ってほしい、長生きしてほしい。だからこそ安全で安心して食べられる物を…。そんな願いだけで作っています。もちろん私自身も美味しいお米やお野菜を食べたいですし。。。

また我が家では子供達も一緒に田畑で作業をします。自然から学ぶ事は本当に沢山あり、小さな生き物からは命の尊さであったり…、食べ物の大切さであったり…。子供たちにとっては遊びの延長のようなものなのでしょうけれど、その過程で自然にたくさん触れて、いろんな事を感じとってくれたら…。食育ではないですが、人を良くすると書いて「食」という字になるように、良い子に育ってくれれば…そんな思いも込められています。
そんな「まごころ」のこもった里山農家のおいしいお米「清流きぬひかり芥田川」、きっと皆様にも喜んで頂けると思っております。

@毎朝の日課(田んぼの見回り)
A実る程頭を垂れる稲穂かな
B里山の風景(10月)
C里山の風景(6月)

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